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***Honeyholic***

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I dont know, what you want.

HARUコミの新刊『Colors』に入れられなかったネタを。
コプリンおはつネタです(好きだねぇ……)





若い連中がたむろっているところにやたらと首を突っ込みたがるのは年を取った証拠だとはわかっちゃいるが、気になるものはやはり気になる。

今日も今日とて下士官連中が集まってやいのやいの言っているものだから通りすがりを装おって声をかけたのだ。
「ハッ、シェーンコップ隊長ッ!」
一瞬にして居ずまいを正して敬礼しようとするのを手で制し、代わりに後ろ手に隠したタブレット端末を差し出させた。
「……なんだ、エロサイトか」
いい若いものが揃いも揃って右手が恋人とはまったくもって情けない。一晩で複数の花を渡り歩くようなバイタリティはないのだろうか。
これも部下管理の一環だと嘯き、タブレットの画面にざっと目をやったが、三十秒と経たずに持ち主に返してやった。
俺の興味を引くようなものはなにも無さそうだったからだ。
画面のなかでエロティックに腰をくねらすサムネイルの人物にはいずれも豊満なバストもヒップもない。あるのは、鍛えぬかれ発達した胸筋とよく引き締まったウエストと……見間違えようもない、毎日飽きるほど見ている同性のものだ。
ははん、こいつらはゲイだったのか。
別段それについてどうもこうも思わないし、軍隊、ことに陸戦の中では珍しいことでもない。もっとも俺は他人の性癖なんぞ床の塵ほどにも興味がないのだが。
「それで今晩の目ぼしいオカズは見つかったのか?」
無言もなんだから薄ら笑いまじりにそう声をかけてやったのだが、なんとも微妙な、ほうれん草のスジでも歯に挟まったかのような顔をしている。
「……なんだそのシケた面は。なにか言いたいことでも?」
そう促すとしぶしぶといった様子で真ん中にいた下士官が口を開いた。
「いえ、そういうのじゃなくて…これ、このサムネイルの男、どっかで見たことあるような気がするんですよ。もしかすると隊長でしたらわかるんじゃ…」
メイルヌードだのゲイポルノなんぞに興味はこれっぽっちも無かったが、提示されたものを拒絶するほど許量の狭い男でもない自覚はある。

しかしなんとまぁ、肌のいろは様々なれど、どれもかれも細身の中性的なルックスかもしくは筋骨たくましいボディービルダーか軍人かというような有り様だ。
あまり心踊らぬまま、部下の手前、半ば義務的にサムネイルのいくつも並んだページをスクロールしていくと件の曹長があっと声をあげた。
「それです、それ、そいつです!」
それ、と指し示されたサムネイル画像を見てみるが、確かに言われて見れば見知っている人物のような気がする。だが、写ってるのは首から下だ。
首から鎖骨、腹に目立つ傷は無し、タトゥーもなし、色白、体つきは……まぁ軍人、それも陸戦だろうなという程度だ。正直わからん。
「ね、どうです?うちに居そうな気がして仕方ないのですが、連隊長はおわかりにならないですか?」
顔や髪、正面だけでではないもう少し別の角度からの画像があるならともかく、わかるわけがない。
「……もう少しヒントはないのか?」
「いえ、この先は有料なんです」
なんともバツが悪そうに答える。
有料?人の裸をオカズにさせていただくのなら規定の金を払うのは筋だろう。なら、払って見せてもらえば良い。解決じゃないか、なんだくだらん。
「……その、課金したくないとかじゃなくて、もし知り合いだったりしてそいつで…とかって気まずい気がして」
「おまえさんなぁ、その、そのサムネイルの男だって商売なんだろう?そこは気にすることか?」
そう言ってやると踏ん切りがついたのか、 一人がさっと課金の手続きをした。
「……隊長、見られました。見られたのは見られたんですけど…」
今度はなんだ。
さすが課金、といったところか。先程までのサムネイルよりもグッと性的ないかがわしさが増している。
洗いざらしのTシャツを胸まで捲りあげ、ボトムスのジーンズはフロントのボタンとジッパーを下ろして下着のウエストゴムがちらりと見えた。その上方、滑らかな筋肉の凹凸陰影が美しい。
次はバックショットの画像だ。
鍛えぬかれ隆起した僧帽筋から美しく曲線を描く広背筋のその下へ続くライン、こちらも終着点はボトムスで隠されているが、ありがちな男の平べったい尻ではなく膨らみをもったそこへの予感を感じさせた。
そして次……
口もとのアップ。
一見して紫煙を燻らせる姿なのだが、なにかを連想させるかの様に唇から紙巻煙草を離し、半開きのままの口から覗く肉色のぽてりとした舌がなるほどエロティックだ。
……待てよ、巧妙に隠されてはいるが、この口もとや首回りは確かに見覚えがあるような気がする。俺はぱっと思い付かないが、付き合いの長いリンツあたりならばわかるかもしれない。
…ぅン?リンツ?
……え、まさか、そんな……
俺はとある可能性にたどりついたが、そんなことをここに雁首揃える部下に教えてやる義理は無かった。
「……ふん、そんな似たようなヤツ、山ほどいるさ、ここにはな」
そう言い残すとタブレットを部下に押し付けるようにして、俺は自分の宿舎へと急いだ。
今日の予定はすべてキャンセルだ。是非ともやらなければならないことができた。

流石にあの場でサイトのアドレスを正確に記憶するのは叶わなかった。
記憶にあるサイトのタイトルで検索するも出てこない。検索避けでもしているだろうか、まったく煩わしい。

『メイルヌード、月額課金、素人、会員制』

こんな検索履歴、他人に見られたら死ぬしかない。だが、あれだけはなんとしてもこの目で確認しておかなければならないと思った。
言っておくが、メイルヌードが見たいのではない、あの男の正体を暴いてやりたいとそう思ったのだ。
わんさと出てくる検索結果を1件ずつ検証していくが頭に来るくらいどれもハズレだ。焦燥で血圧が跳ね上がりそうだった。
それでも根気よく可能性をあたっていくと、やがてソーシャルメディアのトークの痕跡からやっとそれらしきものを探しだした。
会員登録する間も焦れったい。らしくもなく焦っているのか簡単な筈の入力画面で何度もエラーをだしつつ、登録がすめば躊躇なく例のサムネイルの男に課金した。
1ヶ月あたり10ディナール。それがその男の値段だった。
デートクラブやいわゆる風俗でなければペイチャンネルのアダルトプログラムでもない。投げ銭というのか、一月あたりの定額を好みの者にスポンサードする代わりに会員だけが見ることのできるコンテンツを享受できるというシステムらしい。
先ほど部下たちと見たポートレイトの他にもよりエロティックな画像が画面に溢れていた。
男性器をよりグロテスクにしたような大ぶりなバイブレーターにぬとりと紅い肉厚の舌を這わせているもの、自身の陰茎とさらには尻たぶを手で割り開き肉色の尻の穴をさらしているものまで。
静止画だけではない、動画もあった。
こちらはよりダイレクトに卑猥なもので、エレクトしたぺニスを扱きながらシャワーを浴びているものや自身の指で尻の穴を弄り快感を得ている(これはマスターベーションなのだろうか)もの、床に固定したディルドを尻の穴にぐっぽりと飲み込んで腰を振りたくりセルフファッキングしているものなど、ポルノ同然の有り様で流石にこめかみのあたりがジンと鈍く痛んだ。
そして同時に認めるのは不本意であったが、腰のあたりがズンと重い。局部に血液が集まり、つまり自身のぺニスがエレクトしていることにも気が付いた。
なんでこんなことを……俺は疲れているのだろか、それとも混乱による脳の誤作動だとでもいうのだろうか、しかしここでそれを自分で処理してしまえば自分のなかでなにか越えてはいけないデッドラインを踏み越えてしまうような言い表し難い危機感があった。

やはり身バレはこの男も望むところではないのだろう、いずれの画像も巧妙に腕や大きなサングラス、場合によっては目隠しで、そして髪もキャップを被ったり画像のトリミングで巧妙に取り除かれている。
裏を返せば、そこにこの男を特定する鍵があるのだ。
ここに至って、俺はとある仮説を得ていた。
あとは確たる証拠だ。
画面の右側パートにはパトロン達へのメッセージが表示されている。
『K』とだけ表記されているのが彼のここでの通り名のようだ。

―― 21:00からLive配信 『K』――

慌てて左手首の文字盤に目を向けるが、21:00を5分ほど過ぎている。
一番最近の動画欄のものが現在進行形でライブ配信されているものなのだろう。
すぐさまサムネイルをタップすると全画面表示に切り替わった。
画面の中では『K』がワイシャツのボタンの上から4つ目を外し終えたところだった。軍人ということは明かしているのか、見まごうはずもない淡いブルーのシャツに俺はほとんど確信めいたものを得ていた。
正体を掴むことが目的だったはずだが、それが達成されたあとも俺は画面を閉じることができずにいた。
相変わらず顔は写らないし、音声もカットされている。それでも俺の中ではとある男の声で映像が補完されていた。
彼の身に付けるジョグストラップはアスリートのように身体を動かすことが仕事の陸戦軍人では使っているものも少ない。見慣れた機能的な下着のはずなのに、なかなかどうして、それを身に纏い卑猥に局部に指を這わせる姿を見てしまえば、それがアナルセックスに適したひどく猥褻なものにしか見えなくなってしまった。
誰が好んで他人の尻穴など注視するかと思っていたが、とろりとゆるんだローション(と思われる。よもや愛液というわけではあるまい)を滴らせながら、くぱりと指先で拓いてみせるそこの薔薇色の粘膜にくらりと目眩した。
人肌色をした陰茎を模した玩具がゆっくりと秘裂を割り拓いて体内に飲み込まれていく。
もう居ても立っても居られなかった。
画面の端に僅かに映り込んだ背景は彼の割り当てられた宿舎の部屋だった。

インターフォンを鳴らす。
応答がない。そんなことはあり得ない。ライブ配信のマスターベーションショウが終わってほんの数分だ。絶対に奴はこの部屋にいる。
もう一度インターフォンを、そのあと間髪入れずにドアをノック、いや、拳で連打した。
するとのそりといかにも気だるげな家主が顔を出した。
「……どうかされましたか、シェーンコップ隊長?」
「おまえさんこそどうした?熱でもありそうな顔をして…」
さしたる広さもない単身用のワンルーム、押し入るようにしてほんの少し追い詰めれば直ぐにベッドにたどり着いた。
「アッ……あぁっ…いやだっ、たいちょッ…なんです!?」
両肩を思い切り押せばふらりと背面からベッドに沈む。そうして両足の間に身体を捩じ込んで股を開かせ、両の足を肩に担いでしまえば足をバタつかせるもその抵抗は仔猫のじゃれつきにも等しい。
「全部見させてもらったぞ。まさかおまえさんにあんな趣味があったとはな」
フッと鼻で笑うとベッドに縫いとめられたリンツが歪めた顔を背けた。
「あんなことしておいて今さら恥ずかしいもないだろう?ん?」
後頭部、ぼんのくぼのあたりがカァっと熱い。部下を、しかも同性を組み敷いて興奮しているのだ。この俺がだ、まったくもって信じがたい馬鹿げた話だった。
クスクスクスと俺の下でリンツの嘲笑が洩れ聞こえた。
「ええ、まったく今さらなはなしです。俺も俺を見てコーフンしておっ勃ているあなたのぺニスが欲しくて頭がおかしくなりそうですよ」
背中の中程まで持ち上げられた腰を更に自分から揺らめかし、尻の谷間で俺の股間を撫であげてみせた。
見下ろせば真っ直ぐに俺を射るブルーグリーンの眼光、弓張り月を横にしたようにきゅっと上がった口角、下唇の中程をペロリと舐めあげて挑発するビロードのような舌、よく見知った筈の部下が名も知らぬ怪物のように見えた。

「…ハッ、いままでッこうやって何人の男を咥えこんだんだ?」
流石に勃起した陰茎がぶるんぶるんと自分と彼との間で動きに合わせて揺れるのを目の当たりにしながら事を完遂する自信はなくて、四つん這いに体勢を変えさせ背後から貫いた。
先程のセルフファッキングの余韻か驚くほどにすんなりと挿入を果たした。
入り口は適度に締め付け、奥はつるりとしたあたたかな粘膜がぺニス全体に絡み付いてくる。今までに味わったことのない感覚だった。
胸を突き出して仰け反るように綺麗にしなる無駄のない機能的な身体はエロティックというより芸術品の様だと思った。
反して彼との物理的接点である其処は泥濘のように熱くぬるみ、抽挿のたびにぐちゃりぐちゃりと酷い音をたてていた。
「なッ……Neinッ!隊長、あんたがっはじめて……ヒグッ…ゥ」
尻たぶに腰骨を打ち付ける勢いで腰を送るとローションがぶちゅぶちゅと細かく泡立ち縁から溢れた。
「嘘をつけ、ここはまるでヴァギナじゃないか」
リンツの尻穴が女のヴァギナとそっくり同じ感触と機能とを持っているわけではない。ただ『性器』という意味でなじってやったまでのこと。
「ちがっ……アン…ホンモノの…チンポッはじめて……あんただけぇッ…アッ……」
快楽にだらしなく眦から涙、口の端から涎を垂れ流して身も世もなく喘ぐ姿は正直グッと来るものがある。
「ヒギッ……あぁ、いいっ……あつくて……頭がばかになるぅ……ぁあっ……きもひいぃ!!」
声の低い雄じみた喘ぎも身を捩る度に世話しなく蠢く肩甲骨の羽ばたきのような様もすべては極上のスパイスでしかなかった。
「そうか、そりゃ光栄だなッ!精々派手に処女を散らせよ」


嵐のような熱が引き、ほとんど勢いで身体を重ねてしまったあとが非常に気まずい。
リンツは脱力したままシーツに顔を埋めている。よもや泣いているわけではないだろうが。

「……これは懲罰ですか?」
シーツに押し付けたくぐもった怨嗟が聞こえた。
「わからん。部下に見せられた画像がおまえさんだと気がついたら居ても立っても居られなかった」
悪かったという謝罪をする気は毛頭ない。

「だからってなんでこんな……」
ぐしゃぐしゃに絡んだ淡いブロンドに手櫛を入れてやる。顔にかかった髪を退けると翡翠にも似たブルーグリーンの鮮やかな虹彩に明らかな困惑が揺らめいていた。
「……良くなかったか?」
「ヨかったから困るんです、ってそういう問題ですか?」
「ならたいした問題じゃない」
「……意味がわかりません」
「もうするな」
「いくら上官であっても貴方にそんなことを指図される謂れは……」
「なら次はライブでおまえさんを顔出しで抱く」
チッと大きな舌打ちが耳を打った。
まったく、躾のなってない犬だ。
躾直しの必要があるな。
グッと指のあとがつくほど強く顎をつかみ引き寄せ、舌先で存分に口の中を舐ってやった。
くたりと脱力し、やがてうすら泪の幕が張ってとろりと眼光が蕩けるまで。



「そうだそれでいい、おまえさんは大人しく俺に飼われていればいいんだ」

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